■Zガンダムについて

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『Ζガンダム』しゼータガンダム、Mobile Suit Z Gundam)
はサンライズが製作した「ガンダムシリーズ」のテレビアニメで、
『ガンダム』の続編にあたり、
名古屋テレビ放送をキー局としたテレビ朝日系で
毎週土曜日17:30 - 18:00にて1985年(昭和60年)3月2日から
1986年(昭和61年)2月22日まで全50話が放送された。

富野由悠季監督は元々ガンダムの続編を作る意志はなかった。が、
『戦闘メカ ザブングル』、『聖戦士ダンバイン』、『重戦機エルガイム』
と制作され続けてきたサンライズ/富野監督のロボットアニメが商品としての凋落傾向を強めてきたため、
打開策として「ガンダム」の続編を企画せざるをえなくなったものである。

なお「ゼータ」に当てられる文字として読みの上で正しいのはギリシャ文字の"Ζ"であるが、
入力の容易さ・形状の類似からラテン文字の"Z"が代用されることが多い。
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Zガンダムの関連作品

劇場映画
テレビ放映時は殺伐として救いのなかった物語を、視点を変えることで
「健やかな物語」に再構成するというテーマのもと
、テレビシリーズの総監督である富野由悠季自らが全三部作に再編集を行い、
2005年より全国で上映された。

大まかなストーリーの流れはテレビシリーズ本編と同じだが、
「健やかな物語」として再構成するために主人公のカミーユのキャラクター
はテレビシリーズよりもやや素直で柔和なテイストに直された他、悲劇的なラストも回避された
。また、フォウ・ムラサメのキリマンジャロでの再登場、
シャア・アズナブルのダカール演説、ロザミア・バタムのアーガマ潜入といった
いくつかの重要なエピソードが上映時間の関係で丸々カットされている。
もともとかなり早い展開をする物語を90分前後
(富野監督曰く「観客の緊張感がギリギリ保たれる時間」であるとのこと)にまとめたため
、全体的にかなり駆け足気味なストーリー運びになっており、
「初見では内容が捉えにくいのでは」という批判もあった。

フィルムそのものについては、旧作カットをデジタル上で繋いだ上に
新作カットを加えるという特殊な編集が行われ、
更に新旧のカットの質感をデジタル上で合わせる「エイジング」という処理が行われた。
しかし両者には20年以上の隔たりがあるため、カットの切り替わり時にはどうしても違和感が出てしまい、
「全て新作カットにして欲しい」という意見も出た。
だが、富野監督は完全に新作にしてしまうと「Zガンダム」ではなくなってしまうため、
あえてこの形式をとったと発言している。

なお、映画化に際して一部のキャスティングが変更されたが、
人気キャラクターであるフォウ・ムラサメのキャストが島津冴子からゆかなに変更されたことに対し、
島津が「映画出演のオファーがなかった」と明かしたこと
、また監督が「音響監督に騙された」という意味の発言をしたことで、
インターネットを中心にファンの間で大きな波紋を呼んだ。
特に、声優をキャラクターボイスとして再定義し(『アニメック』の定義)、
作品中のキャラクターと声優との結びつきを強調しはじめるのは
Zガンダム放送開始と同時期に創刊された「月刊ニュータイプ」(角川書店)
によるZガンダムのキャラクターボイス特集という記事であったという過去の事実に照らせば、
今回起きた有名キャラと存命中の現役声優との分離は、
本作品を契機に本格的に普及したキャラクターボイス概念を自ら否定するに近い行為であり、
声優史の皮肉である。(逆に、三作目において故井上瑤をセイラ・マスの
キャラクターボイスとして登場させたためファンに肯定的に受け入れられた。)
尚、声優の鈴置洋孝と戸谷公次が逝去し、
『星の鼓動は愛』がガンダムシリーズにおける最後の出演となった。


なお、業界筋では「星の鼓動は愛」の公開日時を
2006年2月22日(TV版の最終回放映日時)にするプランもあったという。

第1部『機動戦士Ζガンダム-星を継ぐ者-』(2005年5月28日公開) 
第2部『機動戦士ΖガンダムII-恋人たち-』(2005年10月29日公開) 
第3部『機動戦士ΖガンダムIII-星の鼓動は愛-』(2006年3月4日公開) 
ゲーム
機動戦士Zガンダム・ホットスクランブル 
機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ 
機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズDX 
機動戦士Ζガンダム AWAY TO THE NEWTYPE(スーパーファミコン用)3.3万本 
機動戦士Zガンダム前編 Zの鼓動(セガサターン用)8万本 
サターン版「機動戦士ガンダム」を参考に別スタッフが開発。アクションとしては弱く、
操作性も悪かったため、大幅に改善された後編の売り上げを大きく落とした。 
機動戦士Zガンダム後半 宇宙を駆ける(セガサターン用)1.6万本 
プレイステーション版が控えていた事もあり商業的には失敗したが、内容的には佳作の部類に入る。 
機動戦士Ζガンダム(プレイステーション用) 

ゲームブック
機動戦士Ζガンダム Vol.1 グリーン・ノアの決断 
機動戦士Ζガンダム Vol.2 バレオロガス漂流 
上記二冊はカミーユ・ビダンが主人公(PC=プレイヤー・キャラクター)。
Vol.1はアニメ冒頭をベースとしたもので、プレイヤーの選択によっては
カミーユがティターンズと共にエウーゴを撃退するという展開にもなる。
Vol.2はゲームブックオリジナルストーリーで、一部の登場人物は同じく
ホビージャパン発行のΖΖゲームブック3部作にも重要な立場で登場する。 
機動戦士ガンダム0087 ジェリド出撃命令 
ジェリド・メサがPC。連邦軍のエースパイロット養成機関「トップガンダム」や、
脇役としてトム・クルージングなる人物が出る等、映画『トップガン』の影響が散見される。 

Zガンダムのバリエーション

プロトΖガンダム
MSZ-006-X1(MSZ-006-X2、MSZ-006-X3) プロトΖガンダム 
「Ζ計画」で開発された非変形のプロトタイプ。
この試作機にガンダムMk-IIから得られたムーバブル・フレームの技術と民間人の
少年カミーユ・ビダンのアイデアを組み合わせ、驚くほど短期間でΖガンダムは誕生した
。3機作られた試作機にはそれぞれ、百式の原型となったタイプ、
リック・ディアスタイプ、ネモタイプの頭部センサーが取り付けられてテストされた。
完成機は結果的に百式タイプの物を原型とする形で採用した。
一方、百式の頭部はさらにIDEシステム(Image Directive Encode=画像管理型符号化装置)
なる機構を新たに盛り込み完成している。 

Zガンダム2号機
『機動戦士Zガンダム大事典』に絵だけで登場している。
中表紙に2機のZが描かれコクピット上部に「02」「03」などの文字が書かれている。
「02」番機は赤いカラーリング。ZIIとの関係は不明である。 
イラストレーターは池田繁美。 

Zガンダム3号機
MSZ-006-3 Zガンダム3号機 
グリーンダイバーズに登場。U.C.0087年12月6日の豪華宇宙客船プロスペロー号落下事件発生の際、
生存者の救出にあたったカラバの機体。形式番号末尾の
「-3」および「3号機」の名称が意味するのは、
あくまで機体の仕様(バージョン)を示すものであり、
ベースとなったこの機体そのものはアナハイム・エレクトロニクス社でアーガマの
カミーユ・ビダン機に続き二機目に建造されたものらしい。この
時点では正式にカラバに配備されていたものではなく、
評価試験中の機体であった。大気圏内用の主力TMSとして購入を
検討中のカラバの注文にあわせ、数々の追加装備が用意された。
そのため、同一の機体でありながらも時期によって形状や
カラーリングの細部が異なる姿が目撃されている(後述するホワイト・ゼータ、
ストライク・ゼータがそれに相当する)。いずれも白を基調として青紫のラインが入った
パターンが印象的だが、カミーユ機にも似たトリコロールカラーを
ベースにスプリッター・パターン化した状態も確認されている。
なおプロスペロー事件当時は高高度迎撃用のオプションブースターがテストされていた。 

ホワイト・ゼータ
MSZ-006-3A Zガンダム3号機A型 
短編作品『GUNDAM EVOLVE ../9』(以下『EVOLVE../9』)に登場。
グリーンダイバーズに登場したZガンダム3号機に改良を施したもの。
ベースとなったZガンダムから大きな形状の変更は見られないが、
機動性の向上が図られ、パイロットであるコードネーム
「ホワイト・ユニコーン」の操縦に敏感に反応するようチューンが施されている。
ティターンズのサイコシップ「ゲミヌス」迎撃任務のため、カラバのチャクラ研に出向してきた。 

グレイ・ゼータ
MSZ-006-3B Zガンダム3号機B型 
『EVOLVE../9』に登場する、火力が増強されたZガンダム3号機の改良型。
パイロットのコードネームである「グレイ・ウルフ」に倣いグレイ・ゼータと名付けられているが
、カラーリングは黄色。当初は「グレイ・ウルフ」の依頼通り灰色のカラーリングが予定されていたが
、耐ビームコーティング性能を高めるために現在のカラーリングになったと言う。
そのためか劇中では「イエロー・ゼータ」とも呼ばれていた。
「グレイ・ウルフ」自身はこの色があまりお気に入りではないらしく、
本人は「バスター・ゼータ」と呼称していた。コクピットはパイロットの特性に合せ、
全天周モニターでありながらザクなどの第1世代MSの仕様に忠実な
パネル式分割モニター表示に設定されている。武装として大型ビームランチャーや
ビームマシンガン内蔵型サブユニットを装備する。
大火力を安定させるため換装されたテールスタビライザーは翼状に開いた形となるため、
従来のZガンダムとは趣が異なっている。
また、他の3号機仕様のZガンダム同様オプションブースターを装備する事も出来る。 

レッド・ゼータ
MSZ-006-P2/3C Zガンダム3号機P2型 
『EVOLVE../9』に登場する、新型のサイコミュであるサイコ・ニュートライザーを搭載し
Zガンダム3号機をニュータイプ専用機に改良した機体である。
このシステムはパイロットの思考や行動がダイレクトに反映されるシステムとなっており
そのため従来のコックピットとはかなり仕様が異なり『機動武闘伝Gガンダム』の
モビルトレースシステムに近いコックピットとなっている
(ただし任意でリニアシートモードに変形させる事も出来る)。
フライングアーマーの形状も従来のZガンダムとはかなり異なっており、
外部の情報をパイロットに直接取り入れるために各部に配置されたフィンが特徴的である。
当初は「ジョニー」なる名前の別のパイロットの搭乗が予定されていたが、
その人物がリタイヤしたことによってユウリ・アジッサがコードネーム
「レッド・スネーク」としてパイロットを務めることになった。 
なお、このサイコ・ニュートライザーはグリプス戦役時での
技術レベルでは不可能と言える高度なサイコミュ技術であるため、その存在を疑問視する声もある。 

ストライク・ゼータ
『マスターピース ゼータ・ガンダム』に登場。
上記の『グリーンダイバーズ』および『EVOLVE../9』のホワイト・ゼータと
同一の機体に大気圏内用の換装を施しテストしていた状態。Zガンダム本体に大きな改修は施されていないが
、ハイパーメガランチャーとミサイルベイを内蔵した大型のサブユニット(シールド)、
フライングアーマー、腰部可動式ビームカノン装備など、
各部にカラバの注文を反映したオプションパーツを装備している。
なお「ストライク・ゼータ」の名称はU.C.0088上半期のアナハイム・
エレクトロニクス社株主向けの報告資料に記載されていたものだという。 

フルアーマーΖガンダム
FA-006ZG フルアーマーΖガンダム 
フライングアーマーを外し、MS形態の機体装甲の強化を目的とした増加パーツを取り付けた状態。
だが、計画のみで実際に完成はしていない。 

量産型Ζガンダム
MSZ-007 量産型Ζガンダム 
Ζガンダムの量産機として製造された機体。
厳密には可変機構を持つ完成形のΖガンダムではなく、
プロトΖガンダムが考案された当時の攻撃型MSとしての仕様を
そのままに量産機へと反映させたプランである。ガンダム系の意匠である
ツインアイや額アンテナは無い。一部の資料によると試作機のロールアウトが確認できるが、
予想以上にコストは高騰化し、結果として百式系の量産化プランへと譲る形で廃案となった。 

ΖレイピアI
MSZ-007 ΖレイピアI 
Ζガンダムの完成後にロールアウトした直系の発展第二段階に位置するとされるMS。
資料によっては「レイピアI」などの略称表記もある。
リック・ディアスを担当したチームが製作に関与し、
ディアス系の流れも汲む設計思想となっている。
大気圏突入用のフライングアーマーの他、重攻撃型モビルアーマー仕様のウィングブースター、
そしてウェイブライダー形態でのみ使用されるエキステンションブースターなど、
全5種のオプションが用意されており、それらの点でZガンダム3号機との関連性も見てとれる。
U.C.0088年1月25日に実機がロールアウトしており、
恐らくはそれ以前に廃案となった量産型Ζガンダムに代り
「MSZ-007」の形式番号が引き継がれたものと推測される。
詳しくはレイピアI(ηガンダム)を参照のこと。 

ΖII
MSZ-008 ΖII(ゼッツー) 
Ζガンダムの発展機。MA形態は空間戦闘に特化した形態となっており、
航宙戦闘機として良好な性能を持つ。
但し、変形機構はMSA-005に似た方式に簡略化されており、再突入能力も省略されている。 
性能的には十分実用レベルに達していたが、
エゥーゴ上層部の意向(大火力による戦場での優位性の確保)で
ΖΖガンダムやΖプラスの開発が優先されたため、廃案となる。
しかし、もしZIIが配備されていれば、エゥーゴのみならず地球連邦軍のモビルスーツ
開発にすら影響を与えていたと思われる。 

ΖΖガンダム
MSZ-010 ΖΖガンダム 
本来の名称はθガンダムであるが、
先代機のΖ(ζ)ガンダムに肖る形でΖΖ(ダブルゼータ)の名が冠されている。


Ζプラス
MSZ-006A1(MSK-006)/C ΖプラスA型/C型 
カラバ・連邦で採用された制式量産型のΖガンダム
。MSZ-006-3等でテストされた機構を反映し、
まず大気圏内用の機体として多数の改良が施され実戦配備された。 
初期の機体によってアウドムラに編成された第18飛行小隊の隊長は、
MSZ-006-3のテストパイロットも務めていたアムロ・レイだったとされている。
その後、連邦軍に採用された宇宙用のC型など、数多くのバリエーションが存在している。 

リ・ガズィ
RGZ-91 リ・ガズィ 
ΖプラスバリエーションのひとつであるR型のコンセプトを継承し、
Ζガンダムのフレームを流用した量産機の開発を指標とした試作機。
可変機構は省略されたが、バックウェポンシステム (BWS)にドッキングすることで
準ウェイブライダー的な巡航形態をとる事が出来る
。その名は「リファイン(リファインドとする説もある)・
ガンダム・ゼータ(Refine Gundam Zeta)」の頭文字の略称(Re-GZ)。
結果的に採用は見送られたが、完成していた一機がロンド・ベル隊に配備され、
アムロ・レイ、ケーラ・スゥらの乗機として活躍した。詳細はリ・ガズィを参照。 

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ガンダムーリンク集

   Zガンダム公式Web

ガンダムの歴史

 宇宙世紀作品
機動戦士Ζガンダム 
TVシリーズ 富野由悠季 全50話 1985年-1986年 
映画 
「ΖZガンダム 星を継ぐ者」 2005年 富野由悠季 
「ΖZガンダムII 恋人たち」 2005年 富野由悠季 
「ΖZガンダムIII 星の鼓動は愛」 2006年 富野由悠季  
小説 
富野由悠季 全5巻 講談社 
「フォウ・ストーリー そして、戦士に…」 遠藤明範 1986年 角川書店 
漫画 近藤和久 全3巻 1985年-1986年 講談社ボンボンKC 

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